圧倒的に成長するために:潜在意識は倍々で成長する。
石井裕之さんによると、意識の世界は単利で成長する、潜在意識は複利で成長すると言われている。
どういうことかというと、例えば、本を毎日1冊ずつ(同じ本)読んだとする。
意識では、1+1+1+1+・・・・+1というように1ずつ成長する。
しかし、潜在意識は1×2=2となりそれに×2=4となり、それに×2=8というように複利的に成長する。
どんなことも複利に成長するわけではない。
複利的に成長するにはあることをしなければならない。
それは・・・心の支点を固定することである。
心の支点を固定するとは、どういうことか?例えば、資格試験の勉強をしていたとする。Aという本を繰り返すと決めたら、Aという本を繰り返せば心の支点が固定されるので、知識などが複利的に成長し、将来的には、圧倒的な成長ができる!
だが、Aという本をつまみ食いし、Bという本をつまみ食いし、更にはCという本をつまみ食いするように心の支点が固定されていない場合は、意識の面で単利には成長するが、複利には成長しない。
その結果、圧倒的な差が生まれる(資格試験で言えば、合格と不合格が分かれるかもしれない)。
これが、資格試験など勉強で言えば、教材は絞った方がいいと言われる理由であると思う。
仕事でもなんでも、同じことをするのは苦痛に思えるかもしれない。意識の世界では単利で成長するから、これをすれば、数日後(数か月後or数年後)にはこれくらい成長するといったように先が見えているからモチベーションが続かない。
一方、潜在意識の世界では倍々で成長するから先が見えない。つまり、同じことを繰り返すと、いつの間にか圧倒的な成長ができている。これを意識するだけでもモチベーションが高まると思う。
英検2級:2次試験合格のためのおすすめ教材と魔法の言葉
今月(2020年3月)、英検2級(2次試験)に合格しました。
そこで、おすすめ教材(3冊)を紹介します。
以下で紹介する本のうち2~3冊を使えば、ほぼ間違いなく合格することができます。
①過去問(できれば、2冊<12回分×2(A・B日程)=24回分>は使ってほしいです)
過去問はイラストの説明問題(NO2)に特に力を発揮します。
なぜかというと、同じようなイラストが多いからです。
例えばですが、2017年度の第1回A日程(3コマ目)と2018年度第3回(2コマ目)はほぼ同じ描写です。ですので、使う表現はほぼ同じです。
似たようなイラストはこれだけでなく、かなり多いです。
配点が大きいパート(10点)ですので、十分な対策が望まれます。
過去問の回数を増やせば増やすほどに、同じ表現(ほぼ同じイラスト)が出ます。
できるだけ、中古でもいいのでやっておきましょう!!
※自分が受けた時もほぼ同じイラストが出ました。
他にも、過去問の使い道はあり、NO3とNO4にも効果があります。
なぜ効果的かというと、過去問とほぼ同じ問題が出る可能性があるからです。
例えば、17年度2回のB日程(NO3)と08年度第3回(NO4)はほぼ同じ内容(ボランティア)です。つまり、同じ答えで大丈夫ということです。
中には、全く同じ問題が出ることもあります。
<イラスト問題の注意点>
過去問以外に、市販の教材もやりました(4冊)が、あまりイラスト問題に関しては似ていないので、やらなくてもいいのかもしれません(やるとしたら、後から薦める旺文社のか、アスクのやつです<アスクのは動画で流れがつかめるため>)
②英検2級 面接・攻略ポイント20
動画で、模擬面接ができます。
これは、かなり練習になりました。おすすめです。
③10日でできる! 英検2級二次試験・面接完全予想問題
この本は、NO3とNO4の対策のために使うといいと思います。
実際、自分が受けた回では、1問ですが、ほぼ同じ内容が的中してました。
<まとめ:優先順位>
過去問複数冊(中古でOK)>10日でできる>面接ポイント20>その他の市販本が個人的な優先順位だと思います。
対策をして、合格を勝ち取りましょう!!
補足:
<魔法の言葉>
NO3とNO4で、魔法の言葉というか、便利な言葉があります。
ここでは、2つだけ紹介します。
それは・・・
It is very convenient. 又は It is very useful.(又はその両方を使う)です。
これは、かなりの設問に対して、効果を発揮します。
(例)コンビニの話(24時間営業)など。
もう一つは、It is very eco-friendly.です。
これも、中々使える表現です。
(例)電子書籍と紙の本についてなど。
文系の強みと強みの身につけ方
斎藤孝さんの『「文系力」こそ武器である(以下文系力)』を読みました。
文系力では、文系の強みは総合判断力と書いてます。
つまり、文型の強みとは、幅広い視野を持って、物事を判断する力です。
では、その総合判断力をどのように身につければよいか?が気になるところですが、結論から言うと「読書」です。
読書では、文系力の武器とすべき、判断力、現実への対応力の基礎が身につけられます、つまり、教養が身につくと著者はいっています。
読書と言っても、どんな読み方をすればよいのか、わからないという方もいると思います。
著者は、読書には精読と多読があるが、精読とは、その本をじっくり読んで、何度も読み直して、自分の中に著者が住み着くようなところまで、内容を身につける読み方で、古典的名著を読むときに有効である。
一方、多読とは、単に情報を仕入れるための読書、つまり、本を何冊も読むということです。
個人的には、すべての本に精読をする必要はなく、多読が基本だと思っています。
読み方は分かったが、どんな分野の本を読めばいいのか、月に何冊読めばいいのか、という疑問が残ると思います。
そこで、最後に、この疑問に答えてブログを締めくくりたいと思います。
まず、どんな分野の本を読めばいいのか、ですが、好奇心の赴くまま、”あらゆる分野”の本を読むべきです。
注意点は、一つの見方に凝り固まるのではなく、様々なものの見方を取り入れる読書、つまり、視野を広く持つ読書をするべきだという点です。
最後に、月に何冊読めばいいのか、という疑問だが、著者は、月に5冊以上は読むべきだと答えています。
私も、あまり、本を読んでこなかったので、文系力を身につけ、武器とすることができるように、月5冊は読もうと心に決めました。
そうすることで、スーパージェネラリスト(今後、記事予定)の道への第一歩になると思っています。
効率的な勉強法②
今回は、想起の一つの手法であるクイズ化について説明します。
想起とは、思い出す事です。
クイズ化は、研究により単なるテキストの再読に比べて50~70%記憶の定着が上がる結果が出ています。
具体的にどうするのかというと、例えば、英単語で言うと、単語の意味を隠して、出来る限り思い出そうとする方法です。
例えば、book 本(本の部分に赤シートで隠す)という具合です。
これだけなら普通ですが、ポイントは、分からなければ答えをすぐ見るのではなく、5分なら5分間(時間は自分で設定)思い出そうとすることが大切です。
つまり、クイズ化とはテストをするということです。
勿論、自作のテストも大丈夫です。
単語の暗記だと、クイズ化は、時間がかかるし、コスパが悪いと感じるかもしれませんが、例えば、法律の条文や英検のライティングの暗記など、覚えるのに時間がかかるものに対して、最大70%も定着率があがるなら試してみてもいいのではないでしょうか?
勉強の基礎作りになる運動の物凄い効果11個とは?①(効果⑤まで)
運動には様々な効果がありますが、ここでは勉強に関する効果だけ取り上げます。
効果①:集中力、洞察力が高まる
ジョージア大学で行われた研究によると、20分の軽い運動をした後の3~4時間は認知能、集中力、考察力が高まることが分かりました。
運動によって、脳の血流が改善され、意欲、学習などに関わるドーパミンが放出されるので集中力が持続します。
効果②:長期記憶の強化
運動にはBDNFという物質(神経の栄養となり、神経を育てる物質)が分泌され、BDNFにより神経細胞の増殖が促進され、脳が育ちます。その結果、長期記憶が強化されます。
効果③:運動直後から学習機能がアップする
効果②で運動すれば脳が育つと述べました。それは、長期間の運動ではなく、学習機能に関しては、たったの1回でも改善します。2007年に行われた研究によると、最大心拍数の60~70%を保ってたった一回、35分間ランニングマシンで走ったところ、柔軟な考え方をしたり、独創的な思考や解決策を生み出すことに深く関係している認識の柔軟性(遂行機能)が向上することが分かりました。
つまり、たった1回の運動でも学習機能が高まり、勉強の効率が良くなります!!
効果④:頭がよくなる
長期間の運動に効果はないのかと言われると、勿論効果はあります!
運動する人と運動しない人を比べると、運動する人の方が成績が上だった、朝0時限目の体育の授業に参加した生徒たちの成績が17%もアップした。というデータがあります。
効果⑤:作業記憶が良くなる
脳の作業スペースである作業記憶は30代をピークに減少していきますが、運動は作業記憶の改善にも効果があります。ランニングは作業記憶を改善するので、ど忘れを防ぐ、つまり、集中力、思考力、決断力、判断力、学習能力、情報処理能力などの低下を防ぐことができます。
また、裸足で走る方が効果があります。
以上5つの効果でした。
残りは次回(?)に続きます。
早く聞きたい、ほかのことに関しても聞きたいという方は以下の本を読んでください。
集中力を高める方法①
集中力を高める方法として、自然の中で勉強をすることが挙げられます。
自然とは、例えば、公園や河川敷などです。
また、観葉植物をあしらったカフェでも良いそうです。
2018年にイリノイ大学が面白い実験を行いました。
その実験とは、イリノイ大学が、300人の児童を集め、2つのグループに分けました。
1つ目のグループは、自然が多い公園で週に1回だけ授業を受けるグループ
2つ目のグループは、タブレットや電子黒板のような近代的な設備がそろったクラスルームで、週に1回だけ授業を受けるグループ
です。
そして、10週間後、教師達が生徒の集中力を採点した所、なんと、「自然の中」で授業をした子どもは普通のクラスにくらべて「集中力が2倍」だったそうです。
そして、さらにすごいことに、この効果は、教室に戻った後にもつづいていました。
自然の中で勉強をした子どもは、その後1週間を通して高い集中力をキープし続けました。
皆様も、公園等に出かけてみてはいかがでしょうか?
補足+出かけたくない人へ:
公園等に出かけたくない人もいると思います。
その場合、自然音のアプリを使う、YouTubeなどで自然音を聞く等でも、集中力はアップします。(出かけるより効果は下がるかもしれません。)
また、集中力とは関係ないですが、自然の動画をたった1分見るだけで、時間不足の感覚を癒す効果があるそうです。
自然の効果は凄すぎます。
効率的な勉強法①
記念すべき第1回目は、集中学習と分散学習についてです。
<集中学習とは?>
集中学習とは、数時間のまとまった時間を取り、1つの科目や単元を徹底的に学ぶ事です。
例えば、英語なら、関係代名詞を身につけるために、関係代名詞だけを勉強する方法です。
<分散学習とは?>
分散学習とは、復習の感覚を少しずつ伸ばす方法です。例えば、関係代名詞を勉強した次の日に復習し、次の関係代名詞の復習は、1週間後にするという事です(期間は、あくまでも例です。)。
<集中学習と分散学習どちらがいいの?>
集中学習と分散学習とでは、どちらがよいかと言うと、結論から言うと「分散学習」です。
ニューヨーク大学のダヴァチ博士による、単語リストを記憶してもらう実験があります。
集中学習グループでは、たった1日で、単語リストの全てを暗記してもらいます。
一方、分散学習グループには、2日で暗記してもらいます。しかし、トータルの暗記時間は、集中学習、分散学習両方同じです。
テストの結果は、集中学習グループも分散学習グループもほぼ同じ点になりました。
しかし、テストの翌日、抜き打ちでテストを行った所、「分散学習」グループの方が正答率が、約10%もよい結果を出しました。
つまり、「集中学習」は、「分散学習」よりも、忘れやすい、定着しにくいという事が分かります。
<分散学習の復習のタイミングは?>
分散学習が集中学習よりも、良いことは分かりましたが、分散学習の復習のタイミングはいつなのかはまだ説明していませんので、今から説明します。
現時点(2019年3月時点)でもっとも精度が高いのが、研究者のピョートル・ウォズニアックが、過去の膨大なデータをもとに考え出したインターバル復習らしいです。
その復習のタイミングは、
1.最初の復習は1~2日後に行う
2.2回目の復習は7日後に行う
3.3回目の復習は16日後に行う
4.4回目の復習は35日後に行う
5.5回目の復習は62日後に行う
です。
このスケジュールは、人間の記憶が薄れていく時間の平均値をベースに組み立てたもので、記憶した情報の量が90%まで減ったタイミングで復習を行うように設定されています。
<面倒臭い?>
この復習タイミングは、面倒臭いと言う人も勿論いるでしょう。
安心してください。
簡易版があります。簡易版は、上記よりは、精度が落ちますが、集中学習よりも、効果的なのは間違いないです。
それは、2×2ルール版です。
2×2ルール版では、
1.最初の復習は、2日後に行います。
2.2回目の復習は、2週間後に行います
3.3回目の復習は、2か月後に行います。
というタイミングで復習します。
皆さんも、分散学習で勉強をしてみては、いかがですか?